仏壇は部屋のどこへ置くのが正解?

仏壇は部屋のどこへ置くのが正解?

仏壇をどの部屋に置くか、また方角の向きについては、絶対に守らなければいけないルールはありません。
仏教において仏様はどの方角にも居るため、どの方角に向けて配置しても問題ないのです。
ただし、宗派によっては本山のある方角や、北向き・東向きなどを推奨している場合もあります。
現代の住宅では仏間がない場合も多く、リビングや床の間、洋間においても構いません。
住宅事情によって置く場所が限られている場合、家族が集まりやすい場所や、落ち着いて礼拝できる場所を選びましょう。
仏壇を配置するのに避けた方がいい場所や環境はいくつか存在します。
木製の仏壇は湿気に弱く、日光で変色するおそれがあるため、直射日光が当たらず風通しの良い場所を選びましょう。
また、同じ部屋に神棚も存在する場合、どちらかにお参りする時にお尻を向けないよう対面への設置を避ける必要があります。
神棚が真上にあるのも良くないので、左右にずらすなどの工夫が大切です。

仏壇のアイテムのひとつの仏飯器は宗派によって盛り方が違う

お仏壇の仏様にご飯をお供えするシーンを見たことがあるかと思います。
この時に仏様専用のご飯茶碗として出てくるのが仏飯器です。
「ぶっぱんき」と読み、仏壇の中のアイテムのひとつで、大抵は燭台のような高脚のある平たい盃のような形ですが、宗派や地域によって様々です。
また使い方もバリエーションが豊かで、基本的にはご飯をよそってお供えすることで共通していますが、盛り方も丸く形を整えたり、尖らせたりとあります。
ご飯の形に特徴を持つのは浄土真宗がメインですが、やはり地域性が強いです。
お供えするご飯は炊きあがった真ん中をと言われたり、気にしなかったりで、お供えが終わったものは下げ渡しとみなしてありがたく食べます。
「ほとけまんま」などと呼ばれることもあり、仏様のご加護が宿っているとして、食べると良いことがあると信じている地域もあります。
風邪を引かないなどが多いですが、変わったところだと妖怪に悪さをされなかったり、カッパとの相撲に負けないなどがあります。
仏教は日本文化に深く浸透しているため、宗派のみならず非常に地域性が豊かですので、その土地や家のルールをよく確認することが推奨されます。

仏壇に関する情報サイト
仏壇に関するミニ知識

当サイトでは仏具や花の飾り方・歴史や意味など仏壇に関するミニ知識を紹介しています。初めて購入する場合にもきっと役に立つでしょう。そもそも何のために置くのか、という疑問を持っている人にも参考になるかもしれません。また部屋のどこへ置くのが正解なのか、という良くある疑問にもお答えしています。長持ちさせられる、最適な場所を見つけるのに役立つはずです。飾り方は悩みどころかも知れませんが、各宗派によって異なるのが特徴です。

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